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門前の小僧習わぬ経を読む

「門前の小僧習わぬ経を読む」

このことわざをご存じですか?

常に見たり聞いたりしていれば、
知らず知らずのうちにそれを学び知るようになる
という意味です。

テスト対策前に必死に「覚えよう!覚えよう!」と頑張っている人に
このことわざを教えたいです。

寝る前などに暗記しておいた方が良い単語や
計算の仕方などを目にしておけば
テスト前にはもっと違う勉強の取り組みができます。

クラブなどで時間に追われる方には
特に知ってほしい勉強の取り組み方ですね。

また、このことわざには

その人が長い間、過ごしている環境は、
知らず知らずにその人に強い影響を与えてしまい、
習わなくてもその環境のことを身につけてしまう

という意味もあります。

私の元で授業を受ける生徒さんは少なからずとも
社会が好きになる傾向があります。

小学校低学年でも47都道府県名が書けたり
形を見ただけで何県かが分かるようになってしまいます。

歴史が好きになっていく生徒さんも多いです。

本が好きなお母さんのお子さんもまた
本が好きになる傾向があることも多いです。

特に若い時期には親の影響を受けることが大変多いと思います。

「この子を読書が好きな子にさせたい!」
と思うのであればまずは自分が読書好きになることが手っ取り早いですよ。

とは言っても自分がすぐに読書好きになるには
努力が必要かもしれませんが。

しかし、「こうなってほしい」と思うことがあれば
まずは親が変わることから始めることをオススメします。

子どもに「●●しなさい!」と言うだけでは
子どももおそらく納得はしませんし理不尽だなと感じるでしょう。

親が一生懸命頑張っている姿を常日頃から子どもが見たら
子どもも影響を受けて一生懸命頑張ろうとするでしょうし
親が毎日ダラダラしている姿を常日頃から子どもが見たら
子どもも影響を受けてダラダラしようとするかもしれません。

家庭環境の影響は思っている以上に大きいですし
自分自身が思っている以上に子ども達に与える影響も大変大きいと思います。

できる限り自分が見本・お手本となれるように
常日頃からの取り組みを心がけておくことは大切だなと思います。

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