本文へスキップ
早期基礎力の定着で未来の人材育成に貢献します

はるカレッジからのお知らせSERVICE&PRODUCTS

不登校YouTuberが話題になっている件

学校に通わない10歳少年YouTuberがワイドショーにも話題となっていました。

学校における先生とのトラブルによって不登校になったとのことが挙げられていました。

宿題の提出の件でトラブルになったとか。

ネットでも詳しく不登校になったことが書かれたサイト多くあります。

それだけ注目が高い話題なんだろうと思います。

改めて学校に行く価値とは何かを考えてみました。

たくさん友だちが出来る
たくさん勉強が出来る
集団生活を学ぶことが出来る などなど

細かく書いていけばもっとたくさん挙げることが出来ると思いますが学校に行った方がいいよという意見に対しては上記のことを学ぶためにもということが多かったと思います。

次に不登校ではなく中学受験前に学校に行かずに自宅と塾で勉強する事に対しても考えてみました。

あと、受験対策のための時間を作るために学校の夏休みの宿題を代行する会社があることも。

正直、不登校と中学受験で学校を休むこと、学校の宿題を代行会社に任せることと何が違うのかと。

中学受験では目標があるから良いのか?
目標がなければ学校に行かないという選択肢はダメなのか?

私にとってはどちらも学校に価値を感じず、学校を行かないという点においては同じではないかと思います。

学校は子どもが「学ぶ」という機会を大人が与える場所です。

そして、子どもが平等に自分の将来に対して夢・希望を持つことが出来るようにしっかりと知識をもつことができる場所です。

子どもがしっかりと知識を持つことが出来るということは地球全体の規模で見れば決して普通なことではありません。

発展途上国では学校で学ぶことも出来ず、自分の暮らす家の仕事を幼き頃から手伝うことで、他の世界を見ることなく一生を終えることも少なくありません。勉強が出来るということがどれだけ幸せなことであるかをまずは理解する必要があります。

学校は自分の将来の選択肢を増やすことができるチャンスを提供する場所なのです。

しかし、学校に行くこと以上に知識を得る事が出来る場所があるならば、学校以外の場所を選んでも構わなくなってしまいます。

要は子どもがしっかりと知識を得ることができて、将来の選択肢を大人が労働などで奪わないことが大切なのであって、必ずしも学校に行かなければならないという概念を子どもに植え付けることが果たして良いかどうかという点が問題なのではないかと思います。

特にこの少年YouTuberは学校の先生による学校のルールの押しつけに関しても疑問を持っています。少し前にも髪の毛を黒くしなければならないという校則に対して賛否両論がありましたが、学校の先生でさえ明確な理由を話せずに、これが学校のルールだからということで従っていらっしゃいました。子どもの「何故?」に明確に答えることができないルールの存在が学校に対する価値を下げているのかもしれません。

学校に行かなくても将来自分のしたい仕事ができ、自分自身の力で生きていくことができるのであれば良いのですが、日本の社会では就職活動でも大学卒業が条件であったりと学歴社会であることは否めません。

そのことからも学校という場で学ぶことが子どもにとっても楽な道ですし、大人にとっても簡単に進路指導ができる場なのです。

それ以外の道を選択する際に子どもも大人も困難な道となるので、学校へ行こうという選択肢になっているのだと思います。そして、学校に行っていれば何か問題があったとしても原因が学校に行かなかったからと言われなくて済むことにもなります。

「学校に行かなかったからこうなるんだ」と言いやすいネタになります。

これからの子どもの教育環境は私が子どもの頃に常識と考えていた、みんなが学校に行くというものだというものでしたが、その価値観さえ変化していくかもしれません。また、インターネットの発達によって独学でドンドン知識を得ることもできるため、学校の在り方も変わっていくかもしれません。

学校が「集団生活に慣れるため」という理由だけの悲しい存在価値にならないためにも、今後は学校の在り方を考えていくべきですし、何よりも大切なことは子ども一人ひとりが大人になったときに自分自身の力で生きていくことが出来るようにすることです。その点をはき違えないように大人は取り組んでいかなければならないと思います。

バナースペース

はるカレッジ

〒605-0971
京都府京都市東山区今熊野椥ノ森町4-15

TEL 090-1158-0044