はるカレッジは漢方薬
はるカレッジの取り組み方はもしかしたらそのほかの学習塾さんとは違ったスタイルかもしれません。
以前勤めていた大手個別指導塾で教室長をしていた時に、アルバイトだった大学生から「先生は塾の先生というより学校の先生のようです」と言われたことがあります。
私は成績を上げるためのコツとして、あまり無理をしないように取り組むよう指導します。
また、おしゃべりする生徒さんがいても注意はしません。
自分で考えて自分がどうすべきかを自分で考える時間を作るからです。
当然ながら受験などになるとたくさんの勉強時間を必要とするので、そのような時間は無駄だと思われるかもしれませんが、私からしたら全く逆です。
そもそも勉強とは何のためにしているか、というところから始まりますが、日本ではあまりにも受験を意識した取り組みにとらわれがちです。
受験に合格することがすべてですか?と私なら言います。
もちろん塾なので成績を上げることに重きを置かなければならないと思いますが、残念ながら学校においてもそこまで意識を置いての授業がされず、カリキュラムに沿った授業を行わなければならないために、時間がないから教科書を生徒さんに家で読んできてそれを理解してもらって終わり、というようなこともしばしばあります。
学校だから、塾だから、という縛りにとらわれるのは私は好きではありません。
一教育者として、生徒さんたちが大人になっても自ら考えて行動できるためのヒントになることをお伝えしていく、アドバイスしていくのが真の教育だと思っているので、私は私なりの信念を持って生徒さんたちに指導を行っています。
ですから、その過程において受験だからとかは関係ありません。
大人になっても通用する人材育成のための指導をしています。
そのために勉強が好きになる過程を作ったり、分かった時・問題を解いてできたときの感動を感じてもらえるような指導の仕方に力を注いでいます。
自ら考えて解く力こそが受験にも、また人生で困難が待ち受けていた時に打開していく力にもつながっていきます。
はるカレッジはそうした力を養っていく塾だということに対して自信と誇りをもってこれからも取り組んでいきたいと思います。
それで今回のタイトルですが、はるカレッジは漢方薬的な役割をしていきたいと思っています。
普通の薬ではすぐに効果が出たとしても副作用も出やすいのが欠点です。
その点漢方薬はすぐには効果が出ませんが、じっくりと時間をかけて処方をしていくことで、本来人間が持つ回復していく力を身につけていく役割を果たしてくれます。
学習塾と聞くと学校以上に勉強をさせてもらえると思うかもしれませんが、同時に勉強が嫌いになったりする恐れも出てきます。
はるカレッジでは勉強が好きになっていくために、また自ら取り組んでいけるようにするために時間をかけていきます。
すぐには効果が出ないかもしれませんが、自信につなげて諦めずに取り組んでいけるようにしていきます。
どのような指導をしていく学校や塾を選ぶのか、事前に調べていくことも大切なのではないかと思います。
ではでは!