鶏肉を「かしわ」と言うのはなぜ?
家族で食事をしていた時に、ふと出てきた言葉が「かしわ」。
「かしわ」が食べたいとの話になった時に、長男君が「かしわ」って何?という疑問から始まったのですが、「かしわ」と聞くと鶏肉を思い浮かべますか?
「かしわ」=「鶏肉」=「関西で広まっている言葉」のように思っている人もいましたが、せっかくなのでネット上で長男君と調べてみたら面白かったのです。
というのもネット検索をすると様々な説が出てきます。
・1つ目
「かしわ」と聞くと「柏餅」に使う葉っぱを思い出すかもしれませんが、その葉っぱが紅葉して茶色になると鶏肉の色に似ている説
・2つ目
神社でお参りをするときに手をパンパンと叩きますがそのことを「柏手(かしわで)」と言います。その姿が鳥に似ていることからきている説
・3つ目
675年に天武天皇が仏教の国教化に伴い「肉食禁止令」を出すも、隠れて肉を食べたい人たちが隠語として鶏肉を植物の名前から「かしわ」にした説
と様々な説がありました。面白いですね。
この3つ目に関しては江戸時代に5代将軍徳川綱吉が発令した「生類憐みの令」の時に隠語として用いられるようになった説もあります。
鶏肉=かしわの他にも、猪肉=ぼたん、鹿肉=もみじ、馬肉=さくら、とそれぞれの肉に関しても隠語を用いて流通させていたと言われているとか。
歴史が好きな私としては3つ目の隠語を用いた説を採用したいところですが、どちらにしても言葉の由来を調べると本当に面白いです。
誰かに話したくなる内容がいっぱい詰まっていますし、このようにネットでもいいので調べていくと歴史に触れることもできるのですごく勉強になります。
「やりなさい!」と言われる勉強よりも家族みんなで疑問に思っていることをみんなで調べていくので面白くないわけありません。
広めたくなる知識はずっと頭に残るので、いざ試験に合格しなければならないという勉強の仕方も誰かに教えたくなるようにしていけばいいですよ。
教える側としてはこの方法が一番ですね。
疑問に思ったことはすぐに調べて誰かに教えてください。