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進路指導

進路指導が5科目を教えるよりも一番やりがいのある授業というか、やっていてここを一番重点として行っていきたい指導ではないかなと自分の中で思っています。

勉強は何のためにしなければならないのか…

すべては自分の進路を決めるために行っているといってもいいと思っていて、学校生活は社会人生活の礎と言ってもいいと思います。

いよいよ大学全入時代突入かという記事が出ていましたが、そもそも何のために大学に行くのかという指導をしてあげることのほうが本来は良いと思うのですね。

自分は何が好きでどんなことを仕事にして生きていくのかを本気で考えて、そのために今の勉強を活かす、というのが本当の教育なのではないかなと。

大学に行かなくても自分のしたいことでお金を稼いで生きていくことはできます。

なぜその道を選ばずに大学に行くのかというと、そのほうが無難だからではないかなと。

中卒高卒からの社会人生活は初任給も大卒と比べたら全然違ってきますし、大学を卒業しておけばなんとかなる率は高まるかもしれません。

一方で社会人になってから自分で仕事を作ったりこなしていく率、すなわち自ら社長となって経営者となっていく率は、大卒が56%、中卒高卒44%と大卒のほうがやや過半数を越しているに過ぎない数値です。

となると、大卒者を育成していくということは「無難に組織の中で過ごしていくことができる人材育成」ということにもつながるのではないかと思います。

もちろんこれが決して悪いということではありませんが、ギラギラした闘争心がない人生で本当に満足して生きていけるのかということを問いたいです。

一番辛いなと思うのは、死ぬ直前で自分の人生を後悔することだと思っています。

本当にやりたかったことは何だったのか、本気を出した人生を送れたのか、満足して死ねるのか。

死ぬ直前でこうしたことを思い返した時に、少しでも後悔せずに生きてこれたと思える人生を送ってもらいたくて指導しています。

1人1人が自分の人生に対してまっすぐにやりたいと思える仕事に就いて、満足のいく人生を送ってもらいたい、これが私の進路指導の原点となっています。

ですから、中卒であろうと高卒であろうと大卒であろうとかまいません。

まっすぐにやりたいことをやろうとする姿勢を私は全力で応援したいと思っています。

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