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家は安らぎの場でありますように

小学校低学年から高校生まで幅広く生徒さんの授業を行う「はるカレッジ」ではありますが、最近感じることがあります。

それは、

家では勉強せず安らぎの場であってほしい

ということです。

家では全然勉強しないからどうにかしてほしい、という保護者の意見も分かります。

家で勉強しない姿を見ていると不安で仕方ありませんから。

ただ、逆に考えると家ではホッとくつろげる場であるということなんですよね。

塾に通う生徒さんをこれまで数百人見てきましたが、その中でも

「家に帰りたくない」

という生徒さんも数人いました。

授業が終わってもなかなか帰ることなく、塾で時間を潰すということもありました。

塾の方が居心地が良いとのことで…。

塾での居心地の良さは私が言うのもなんですが間違いないのですが、学校でクラブ活動を経てヘトヘトになっている状態の中で「勉強しなさい!」と毎日言われることほどしんどいことはありません。

クラブではなくとも学校でイヤというほど勉強してきた生徒さんにとっても、再び家で勉強しなさいとなるのも辛いものです。

そういう意味では家でゆっくりすることはものすごく大事なことですし、自分の自由な時間を過ごしたいと思います。

ですから、学校に残って勉強するか塾に通って勉強するほうが良いと思うんですね。

特に高校生にとっては家で安らぐということは小学生のとき以上に必要です。

というのも、歳を重ねるたびに、成長するたびに結果を追い求められる存在となるからで、何もしない状況を親は非常に恐れるようになります。

「勉強しないと不安」

「高校・大学にこのままで行けるのだろうか…」

という不安が常につきまといます。

その結果「勉強しなさい!」の言葉へと繋がるわけですね。

これを毎日言われ続けると精神病んでいきますよ…

親の不安な言葉は誰のために言っているのかって親自身が安心できるために言っているんですよね。

自分が落ち着くために。

私も一人の親としてこの言葉を吐くときは、自分が安心するために言ってしまった!と後悔する言葉として今は捉えています。

家で何もしない子どもを見て、逆に

「今日一日頑張ったんだ」

と思えるようにならないと、と。

例え遊びに行っていたとしても、その日一日子どもが楽しめたのであればそれでいいじゃないかと。

本当にしんどい、と子どもが感じたときに助けてやれる存在であればそれでいいじゃないかと。

外で頑張って、家に帰ってきたときには「おかえり」とゆっくりできるのが一番ですよ。

もしこれが、仕事から帰ってきて疲れてヘトヘトなのに、帰ってきてゆっくりしているのに「もっと仕事しなさい!」っていわれたらどうですか?

多分家に帰りたいと思わなくなりますよ。

ぜひ家に帰ってきたらゆっくりさせてあげてください。

そして、家で何もしない子どもに対しては

「我が家は安らぎの場を作れているんだ」

ということに自信を持ってください。

家の外で頑張れるようにしていけばいいです。

家では家族で楽しい時間を過ごすことを最優先していきましょう。

ではでは!

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